私が死んだらビットコインはどうなる? 仮想通貨ビットコインの相続について

死後のビットコインと相続について

ビットコインを保有したまま死亡した場合、死後のビットコインは一体どうなってしまうのだろうか?そんな疑問がふと思い浮かんだ。残された親族がビットコインを相続することはできるのだろうか?実際に起きた事例をもとに正しい相続方法を考えてみたい。

ビットコインの特徴と問題点 仮想通貨のセキュリティ

ビットコインは退職金や銀行口座とは違い、あなたがいくらビットコインを所有しているのか、どのようにビットコインを利用できるようにしているのかを他人が知る術がない。これはビットコインの特徴(セキュリティ)のひとつで、他人にあなたのビットコインに関する情報が漏れないように設計されているためだ。

これはすばらしい機能ではあるが、裏を返せばあなたが死亡すればあなたのビットコインは墓に一緒に埋められてしまうことにもなる。ただし、ある一定の条件が揃えば親族がビットコインを取り戻すことができる事例が最近あったのでそれをここでは紹介する。

親族の仮想通貨の存在を確認する方法 ビットコインの所有に気付けた例

最近コロラド州のとある男性が借金とその後の処理にかかる多くの労力を家族に残して死亡した事例があった。

この男性はBitcoin1枚の価格が13ドル(今では4000ドル)の頃からビットコインの運用をしており、彼のビットコインはCoinbaseと呼ばれるサイトの仮想ウォレット(ビットコインを運用・保管をするための特別な口座)で管理していた。

ビットコインの特徴で述べたとおり本来は家族が男性の仮想ウォレットの存在を知る術はない。しかし、家族がこのことを知るきっかけになったのは男性の銀行口座取引を確認したことでCoinbaseに送金している記録が見つかったためだ。

そして死亡証明書などの公的な資料をCoinbaseに提示することで男性の仮想ウォレットの情報を開示してもらえることになった。この事例は偽装された死亡証明書などによる詐欺の危険性があることも暗に示している。

正しいBitcoin(ビットコイン)の相続方法

先の事例では親族がCoinbaseと交渉して運よく男性の仮想ウォレットのビットコインを相続することになったが、ビットコインを親族に残すための正しい方法がある。

今回の場合、男性の仮想ウォレットを親族が管理するためにCoinbaseのウェブサイトに男性のアカウントでログインする必要がある。これにはプライベートキー(暗号鍵)と呼ばれるでたらめな文字列の羅列でできたパスワードが必要となる。

当然このプライベートキーを死亡する前に親族に伝えていない場合、親族はビットコインを動かすことができない。従って、死亡する前にこのプライベートキーをどこかに書きとめておくか、USBメモリーなどに保存して親族に残すのがビットコインの正しい相続方法となる。

さいごに

ビットコインは受け取った時点では税金を支払う必要はないが、現金化した時点で相続税の課税対象となる。残念ながら、匿名性の高い仮想通貨といえども相続税を免れることは難しい。

ただ、死亡した人間が仮想通貨を利用していた事実を親族が知らなければ、その人の管理していたビットコインは永遠に使われないことももちろん起き得る。なぜならばビットコインは課税する義務はなく、資産として計上することができないためだ。

ビットコインは大昔のタンス預金と同じような位置づけなのではないだろうか。親族が死亡したのち、何十年もタンス預金があったことに気づかないように。

出典:https://cointelegraph.com/news/what-happens-to-bitcoin-when-i-die

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