世の中全てがブロックチェーンになる日

世の中全てがブロックチェーンになる日

ブロックチェーンの現状

人々があらゆる分野における会話でブロックチェーン技術に関する話をしていることからも分かる通り、ブロックチェーンの流行は新たな高みに達しようとしている。

面白いことに法律家でさえブロックチェーンに注目しはじめており、暗号通貨マニアと話を交わしていることもある。ICO(Initial Coin Offering)と呼ばれる仮想通貨を利用した資金調達の方法では今年初めから今日までに12億米ドルも資金が動いている。

PwCによって調査・発表された今年のタイムズ高等教育世界大学ランキングに乗っている13校においては既に教育課程としてブロックチェーン技術に関する教育が盛り込まれている。

一般の人にはブロックチェーン技術は”なにかすごい技術”として認識されているように世の中に技術が浸透し、知れ渡るのには時間がかかる。これはブロックチェーン技術を利用した仮想通貨であるビットコインが銀行や金融業界で浸透するのに時間がかかったのと同じだろう。

数年前にビットコインは業界の発展を推進したが、ブロックチェーン自体はようやくさまざまな分野で利用されるようになってきた段階だ。そして今時点ではビットコインは投機的な通貨という一面とマフィア等の資金調達の主要な源泉であると冷ややかな目で見られる面がある。

ブロックチェーンと業界

ブロックチェーン技術はマフィアの資金調達などに利用されることで悪い面が強調されることもあるが、ブロックチェーン技術にも希望の光はある。

アメリカの健康管理関係の会社がブロックチェーン技術を利用した患者の診断情報をよりセキュアに保存する取り組みを徐々に始めていると先月伝えられたし、ヨーロッパではブロックチェーン技術はエネルギー卸売り業の救世主になるとも言われている。

またアメリカの物流とトラック業界はブロックチェーン技術は彼らの抱えている問題を全て解決する万能薬としてみている。

なぜならばブロックチェーン技術を利用することで貨物の運送が完了した直後に運転手へ支払いが可能になったり、燃料費や車検代などの車両のメンテナンスにかかる費用などの支払いの完全自動化、運送業者の信用情報や過去の搬送履歴の管理など全てが可能になる魔法の技術だからだ。

最近創業したトラック組合であるBiTA(Blockchain in Trucking Alliance)はブロックチェーンの利用方法を業界の人々に教育すること、ブロックチェーン技術利用の推進、そしてブロックチェーンを利用した技術の標準化を目的として設立された。

またIBMは食品提供会社として主要な10社と業務提携し、ブロックチェーンによって業界内で改善できる点を探し始めている。業界最大手であるネスレ、ユニリーバ、ウォールマート等がこの取り組みに参画しておりブロックチェーン技術によってサプライチェーンの最適化を計ることで売り手は大幅なコスト減が可能となり、あらゆるレベルで消費者とベンダー双方に利益をもたらすと考えられる。

例えば消費者にはより良い安全基準を提供できるともに、食品卸業者にとっては生産者が誰なのかをすぐに確認することができるようになる。

アイディアと技術の関係

Universaにとってブロックチェーンを小売、輸送や配送業界に浸透させる挑戦は同社の理念となっている。

Universa創業者のAlexander Borodich氏はブロックチェーンを世の中に浸透させるにはアイディアが最も重要な要素であり、技術はそのアイディアを実現するためにあるものだと確信している理由を以下のように述べている。

「マレーシアにあった石でできた通貨(ヤップ石)について大学時代に読んだことがある。この石でできた通貨は非常に重いため持ち運ぶことはできない。そのため会合で次の持ち主の名前を石に刻むことで誰のお金かを管理していた。ビットコインではこれと全く同じようにネットワークで繋がったコミュニティでビットコインの所有者の情報を全員で管理していることに気づいた。言ってみればビットコインのアイディアは大昔にできあがっていたが、ビットコインやイーサリアムではコインの所有者情報はネットワークに繋がっている各コンピュータに分散管理されている。我々のプロジェクトではビットコインやイーサリアムのような分散管理で欠点とされる問題を解決したいと考えている」

ブロックチェーンの利用例

Borodich氏によるとUniversaの言う”スマート”な契約や支払いとは、全てブロックチェーン技術によってもたらされるということだ。これまでの書類業務は全て分散管理されたシステムにある契約書や電子証明書付の書類に置き換わる。

「ブロックチェーン技術を応用利用した今ある利用例を思い浮かべてほしい。例えばRFID(無線通信を利用した情報通信装置)はスマートシールの役割を備えており、ブロックチェーン技術と一緒に利用することで貨物置場で荷物に関する詳細な説明や必要な情報をセキュアに作業員に伝えている」

出典:https://cointelegraph.com/news/everything-blockchain-is-no-joke-taking-world-by-storm

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