ブロックチェーンはどのように暮らしを豊かにするのか

ブロックチェーンはどのように暮らしを豊かにするのか

銀行口座の現状

すべての人が銀行口座を開く必要はないが、お金のやり取りはすべての人に必要なのは事実だろう。実際、世界銀行のレポートによると世界には20億人が銀行口座を持っていないと報告がなされている。そして、アメリカにおいては持ち家がある人の7%が銀行口座をもっていないと米連邦貯金保険公社(FDIC)が発表している。

さらにレポートによると銀行口座を保有している人と生活レベルには相関関係があり、銀行口座を保有するとより良い仕事に就けたり貯金を持てたりローンを組んだりすることができる。

ブロックチェーン技術が利用される例

このように銀行口座を保有する人は生活に必要な社会の機能を簡単に利用することができるが、口座を保有しない人たちはこれらを享受できない。私はこの口座を保有しない人たちの問題を以下に挙げる3つの観点からブロックチェーンの技術によって改善できると考える。

  • ペーパーレスの処理

銀行でローンを組むには書類の山と格闘する必要があり、ローンを組む処理には膨大な時間がかかる。一方、ブロックチェーン技術では詐欺がほとんどできない仕組みなので銀行のように書類整理のための時間がかからない。これは貸し手と借り手の両方のメリットとなる。

  • スマートフォンを利用した送金処理

既に述べた通り世の中には銀行口座を持てない人(主に生活水準の低い国)が多くいるが、スマートフォンはそのような国でも普及している。ブロックチェーンと仮想通貨の技術を使えばスマートフォンで簡単に送金処理が可能となり、将来的には銀行口座を持たなくてもよい時代がくるかもしれない。

  • 信頼性とコスト

ブロックチェーンの技術では詐欺が行えない。なぜならばブロックチェーンはブロックと呼ばれるデータの単位を鎖のように連結してデータを保管しており、ネットワークに参加しているノード(コンピュータ)にこのデータを分散して保存されているためだ。そして取引履歴は誰もがこのデータベースから閲覧できるため取引の透明性が保証されている。

信頼性を担保するために銀行では多くの人が書類を何度も確認する作業が発生し人的コストが多くなりがちだが、ブロックチェーンはほぼすべての作業がコンピュータによって自動で行われるので信頼性とコスト面でも優れている。ある保険会社ではブロックチェーン技術を取り入れることで、運用にかかる費用を削減した結果より安く品質のよいサービスを提供している。

貸し手と借り手のマッチング

世界には多くの貸出機関があり、それぞれ顧客に即した要件があるため貸出機関ごとにポリシーや政策が異なるがブロックチェーン技術を利用することで借り手が自分の条件にあった貸し手を見つけることもできる。例えばRCN(Ripio Credit Network)はブロックチェーン技術を利用した契約機能をすでに提供している。これを利用すれば貸し手と借り手を条件に合わせてマッチングすることができるだろう。

ブロックチェーン技術を利用すれば例えば送金処理を今よりも簡単に素早く行うことができる。具体的には借り手の身分証明をブロックチェーン上に保存すれば貸出審査やローン審査の処理を今よりも素早く完了することができるだろう。貸し手に関しても同様に信用証明をブロックチェーンに保存することもできる。要するにブロックチェーン技術を利用することで全ての契約に関して透明性を維持することができると同時に詐欺の危険を回避できる。

さいごに

ブロックチェーン技術を利用することで公共サービスや企業の提供しているサービスはこれまでの利便性を損なうことなく、問題となっていたような単純な繰り返し作業から開放されるだろう。

出典:https://cointelegraph.com/news/global-lending-system-can-be-improved-with-blockchain

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